24年生きた記念として
先月の7月25日・・・
僕は24歳の誕生日を迎えた。
そして、1992年から2016年までの24年間生きた記念して始めることにした。
ブログを。
さて、ブログを始めよう!そう思い立ったが早速壁にぶち当たった。
一発目の記事は何を書こう・・・と。
今日道端で出会った弱りきった猫のこと?
米に虫が湧き・・・今、部屋中に虫が飛び回っていること?
痛風のこと?
山で訪れた怪しいいわく付きの温泉宿のこと?
ダメだ・・・どれもダメ。
一発目の記事としては書けねえや。
僕は悩んだ。
何を書けばいい?何を書けばいいんだ?
そんなことで数日間悩んだ。
そしてふと頭に浮かんだ。
自分自信の過去について書こう!と。
こうして書く記事が見つかった僕は東京を去り、埼玉県の実家へ帰った。
母が丹念込めて用意した夕飯には目もくれず本棚からアルバムを引っ張り出した。
アルバムには埃が薄く被っており、ページはすっかり黄ばんでしまっている。
もう何年もアルバムを見ていなかった。
パラリ・・・パラリ・・・とページをめくってゆく。
ページをめくるごとに記憶に全く無い当時の僕の写真がボロボロと出てきた。
深谷のタバコ臭いバー(バーとは昔からの祖母の呼び名)に抱かれている写真・・・
乳を飲んでいる時の写真・・・
泣き叫んでいる時の写真・・・
「昔、俺はこんなんだったのか」
そんな事を思いながらページをめくってゆく。
しかし・・・昔の自分自身を探す旅は直ぐに終わりを迎えた。
この旅を終わらせたもの。
それは弟の写真であった。
僕には年が3つ離れた弟が1人居る。
弟とは昔、仲が良かった。
一緒に釣りをし、森で秘密基地を作り、落ちてるエロ本を探し回ったりもした。
良く遊び、良く笑い合い、喧嘩をしまくった。
そんな仲が良かった弟とは今では・・・
全く遊ばなくなってしまった。
釣りも、秘密基地作りも、エロ本探しも何もやらなくなってしまった。
もう笑い合うこともなくなった。
会話すらもしなくなってしまった。
醜く、実に下らない喧嘩は今でもたまーにするけれど・・・
お互いに余りにも無干渉すぎてまるで他人の様になってしまった。
兄弟という関係が薄れてきている・・・最近ではそんな気がしていた。
そんな弟の
仲が良かった頃の
昔の弟の写真が出てきたのだ。
僕はアルバムをめくりながら大爆笑をしていた。
初めて弟を見たときのことをよく覚えている。
病院のガラス越しから生まれたばかりの弟を見て、親に言った言葉を今でもはっきりと覚えている。
「あれはだれの子?僕が家に持って帰る‼飼うんだ‼‼‼」
生まれたばかりの弟が可愛すぎてそんな事を言っていた。
当時の僕は弟を虫の様に思っていたのだろうか・・・。
24歳になった今、アルバムを見かえして改めて思った。
会話すれば喧嘩ばかり・・・
何をするにしても憎たらしいと思っていた弟・・・
すっかり仲が悪くなってしまった弟・・・
そんな弟ともう昔の様でなくとも今よりも少しだけ仲をを良くしようと。
追記
こんな写真を公開し弟が怒り狂ってしまったら、焼き肉でもご馳走してなだめよう。
自分の過去についてはまたいつか書きます。