福島県の奥の方にある集落暮らし1週間目
会津の、奥の奥の方にある小さな集落で家を借り、住みはじめてそろそろ1週間がたつだろう。
昨日、朝起きると世界がえらいことになっていた。
一夜にして雪が、すべてのものを覆っていた。
道も庭も車も・・・・前日は何ともなかったもの全てが雪で覆われていた。
すげえぇぇ・・・僕は感動した。
でも雪が多すぎて車が出せない。
それどころか外にも出られない。
僕はシャベルで雪をかいた。
とにかくかきまくった。
そのうち体は暖まり、汗が出てきた。
爽快だった。
早朝の白銀の世界は美しく、その世界でかく汗は爽快すぎた。
埼玉や東京に住んでいた頃、朝起きると散歩やランニングをしていたけれど、それがこっちでは雪かきに代わっただけ。
それも東京や埼玉では見られなかった幻想的な雪景色を眺めながらだ。
火照った体に流し込む汲みたての湧き水が何とも美味しいこと。
バイト(廃校を使って農業をやってる会社で、空いたときに働かせて頂いている)に行く前に温泉に入った。
もう・・僕は幸せだった。
源泉湯に浸かり、意識が遠のく中、もう何もいらねぇ・・と思った。
そんな感じで日々楽しく生きてます♪
1週間たって思ったことがある。
「人が住むのに、こんなにでかい家はいらない」
ということ。
一階と二階合わせて一体何部屋あるのか・・・・とにかく家がでかすぎる。
昔は家の中で馬を飼い、冠婚葬祭なんかもやったそうで、大きな作りなんだと近所のじいちゃんが言っていた。
でももう時代は変わったのだ。
人が住むのに必要最低限の大きさとは、どれくらいなのか・・・・何となく掴めてきた。
昔はとにかく大きな家に憧れを抱いていたこともあるが、それは間違っていた。
これから作る丸太小屋もそれなりに大きなものを作ろうと意識していたが、それも間違っていた。
小さくていいんだ。
大きければ大きいほど、雪や家の管理に時間も労力も気持ちも奪われ、本当にやるべきことに手が回らなくなってしまうだろう。
目的は家を作ることなんかではないのだから!
「あんちゃん、何故こんな真冬に来た!!」等と多くの村人に笑われたが・・・・良かった!
PS 雪国を舐めすぎて両足しもやけになった