旅する蜂ブログ

奥会津の地球暮らし

~マタギの見習い~ 自然を愛し、地球の詩を書き、奥会津の山奥で素朴に暮らす

 

今年は鮭が高くて買えない!
という話をちょくちょく耳にする。
スーパーに行かない(そもそもスーパーが無いので行けない)ので全く分からないが・・高いのだろうか?

ユーコン川を旅してる時、命を燃やし、3000キロの川を遡るなん十なん百匹もの逞しい鮭達を見てきた。
何も食べず、傷だらけになりながら泳ぐ鮭達。
その生き様に惚れ惚れした。
鮭に見習うべきものがあった。

その鮭を捕らえ、命の糧にしているものたちがいた。
インディアンやエスキモー等の原住民、熊やカワウソ、鳥等の動物、そしてハエ等の虫達、そして草木、森・・・僕も旅の間、鮭を食らって生きた。
鮭は子孫を残すためだけに川をのぼってるのではなかった。
海より集めたその命を広大な大地に広げていた。
一匹の鮭で、一体どれ程の生命の波紋が広がるのだろう。
鮭は海と地を繋ぐもの。
その命は重い。

鮭は安いもの?そんなことはない!
鮭は、いや、鮭に限らず、食べ物は全て決して安いものではない!!!

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