旅する蜂ブログ

奥会津の地球暮らし

~マタギの見習い~ 自然を愛し、地球の詩を書き、奥会津の山奥で素朴に暮らす

風に揺れるハンモック

再び湖に飛び込んだ。
潜水して湖底を泳ぐと、夕日が線となって水に突き刺さっていた。
それは陸上では決して見ることの出来ない神秘的な世界だった。
暫く湖を満喫し、水から上がってハンモックに身を委ね、木漏れ日の下で宙に寝そべった。
風が世界に動き、音を与えていた。
森の音、山の音、波の音、様々な音で辺りは満ち溢れ、その中で眠り、本を少し読み、また眠った。
起き、目を開いてボーと空を見ると木々の葉一枚一枚が風に揺られ、生きていた。
栗の花の香りが微かに漂ってくる。
栗、栗栗。
あのイガイガ、あのホクホク感!
風が、はるか先の秋を運んできてくれた。
湖を揺らし、森を揺さぶり、葉を踊らせ、風は世界に命を吹き込んでいた。
その中でハンモックは揺れる。
風の世界、心地よすぎる世界だった。
贅沢で素晴らしい時間をありがとう✨

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