旅する蜂ブログ

奥会津の地球暮らし

~マタギの見習い~ 自然を愛し、地球の詩を書き、奥会津の山奥で素朴に暮らす

自然英才教育

強烈な日差しに焼かれる暑い午後。
あまりにも暑く、体は熱を帯び、汗がびしゃびしゃと止まらなかった。
たまらず、近くの山の中に住む友達に電話をかけ、家を出た。
向かう先は山の中に横たわる、静かな湖・沼沢湖。
森の木々に隠れた人の誰もいない、誰からも見られない、秘密の場所がある。
細かく優しい砂浜、澄みきった水、陽が山影から差しこみ輝く湖面がそこにはあった。
奥さんがいたので気をつかい、水着を履いてきたのだが、ここではそれが邪魔だった。
「素っ裸でもいいですか?」
聞くと、「全然いいよ」
と、広大な心の返事がきた。
僕らはすっぽんぽんになり、ひたすら泳ぎまくった。
汗が一瞬にして湖に溶け、火照った体は冷えてくる。
夏を腹いっぱい吸い込んだ湖の中は素晴らしく気持ち良かった。
上がり、赤ちゃんと戯れ、砂浜に座ってぼけーと静かな夕焼けを楽しんだ。
再び湖に入り、泳ぎ、上がって砂浜に寝転ぶ。
その時、何もいらなかった。
何も求めず何もしない、それは贅沢な一時だ。
この湖の神秘を、地上に生まれたばかりの赤ちゃんに見せてあげたかった。
豊かな自然の中で、この広い世界を見て育つ天飛(赤ちゃんの名)。
この世界を、その純粋なすべてで思い切り感じたことだろう。
いつか話せるようになった時、自然を舞台に沢山の話をし、その素の感性に触れてみたい。
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