旅する蜂ブログ

奥会津の地球暮らし

~マタギの見習い~ 自然を愛し、地球の詩を書き、奥会津の山奥で素朴に暮らす

奥会津の森

叶津番所
そこは、奥会津の山々に囲まれ250年もの間、どっしりと地に佇み、人々の営みを見つめ、支えてきた番所
毎年そこではヨガ合宿が行われているそうだ。
大自然の冒険と田舎暮らしについて、一時間程話をしてもらえませんか」と主宰者さんからお願いを頂き、この連休中に行われた三日間の合宿に行ってきた。
ヨガなど全然やったこともなく、関心も向かず、ヨガとはなんなのか?全く理解していなかった26年間の人生で、それは刺激的な日々であった。
 
戸を開け、薄暗い土間の玄関に足を踏み入れた瞬間、土と木の古い香りに包まれた。
それは巨大な大木のうろの中に入ったような感動を与えてくれた。
煤が染み込んだ黒々とした柱に重厚な茅葺き屋根、窓から細い日の光が射し込み、この古く大きな家は、人々と大地とで成った深い深い森そのものであった。
その懐は広く深く、足を踏み入れる者皆を広大な物語へと連れてゆくだろう。
そこへ15人程の人が集まった。
皆が皆、全員強烈な人達であった。
超人に天使の様な人、ヨガの先生に拳法の先生、聖者にヒーラー・・・
夜、暗い居間の囲炉裏に火が灯った。
部屋の中心で燃え踊る炎が辺りを照らし、語り、癒した。
深い森の中で、皆がそれぞれの世界を作り、皆でその時を共にした。
森は、家という深い森は物語を更なる深みに沈めてゆく。
川と川の合流点で山々に見つめられながら瞑想し、自然の中に溶け込む清い朝の一時。
全身の細胞と心に心地よく染み込む、素晴らしい和食料理の数々。
心身共に柔らかくなり、新たな目覚めがあった三日間であった。
 
刺激的で面白い人達と、望まなくとも次から次へと出会い、巡り会う日々。
その出会いこそが、人生というものをとことん豊かにしてくれる。
1人の人間の体と同じく、僕ら人間に虫に草木が小さな細胞となり、1つの生命体として生きている地球。
自分の体の様に、この地球の為に生き始めてから、人生が大きくうねり始め、流れ始めた。
自分の為、人間社会の為ではなく、それらを含んだ地球の為に生きること。
それは毎日心が喜び、人生を終える時に、しっかりと納得できる生き方だ。
 
素晴らしい日々を皆さん、どうもありがとうございます。

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