2018-11-07 秋のふきのとう 私生活 秋のふきのとう。 新芽は、これからやってくる雪、その雪が溶けて空から降り注ぐ春の陽を、枯れゆくふきの葉の蔭でじっと待っていた。 彼らにとって、これからやってくる冬はどれ程過酷な世界なのだろう。 小さな新芽はそんな世界に挑む強靭な命だった。 摘んで食べると、しっかりと苦かった。 その苦みをしっかり染み込ませ、これから冬を生きてゆく。