旅する蜂ブログ

奥会津の地球暮らし

~マタギの見習い~ 自然を愛し、地球の詩を書き、奥会津の山奥で素朴に暮らす

昭夫さんの薪小屋。
解体した小屋の廃材に、空き家を整理掃除して出てきた屑木、切られて山に放置されていた杉の木、枯れて倒れて道を塞いでいたナラの木…
埃にまみれ、頭をぶつけながら空き家から運びだし、汗をかきながら積み上げ、ひたすら斧を振り下ろし、一発一発刃が木に食い込む度に、感動が腕から瞬時に全身に響き渡ってゆく。
チェーンソーの使い方に、鉈に斧の研ぎ方、薪の割り方を叩き込まれながらの、それは満足のゆく、楽しい薪作りの日々だった!
古きものの命に生かされて生かす、それらが詰まった昭夫さんの薪小屋
薪小屋に薪はまさにロマンだった!
それを燃やして生きるということはロマンをそのものを生きることだ!
 
僕は冬を目の前にして、大家さんから薪ストーブ設置を断られてしまい、今年の冬も薪と共に過ごすことは出来なくなってしまった。
薪ストーブに惚れて憧れ、それらがあって北の地の暮らしを始めた様なものだったので、それを聞いた時には、崖からまっ逆さまに落ちる様に落ち込んだけれど、冷静になれば大したことでもなかった。
それは冬のあの寒さからの、また一緒に暮らそうという誘い声なのだろう。 
有難いことにも、それが薪ストーブへの思いをまた更に大きく育てゆくだろう!
そしてじっくり選ぶ時間もまた与えられた。
あの寒さの中にあるもの達。
冷たい水に潜むイワナの様に、寒さの中にしか生きられないもの達がいる。
今年も楽しく深い冬の日々を宜しくお願い致します!
沢山のもの達と出会っていこう!!

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