2019-02-05 森の焚き火 私生活 尾根に沿って広がる冬の森。 熊の入っている穴を探し、太くて大きいナラの木を見て回る。 午前中いっぱい歩き回ったが、熊はいなかった。 風のこない窪地に入り、枯れた木の皮を集めて火をおこし、弁当を広げた。 炎は勢いよく燃え、炎のはぜる音が森のなかに散ってゆく。 とまることなく揺れては踊り燃える炎は温かく、生きていた。 その炎にあたっているだけで原始の癒しに包まれる。 山のなか、雪の寒さのなかの焚き火は心地よく、その前で食べる弁当は本当に素晴らしい。 余韻にひたり、腹を引き締め、鹿を求めて再び歩みを始めた。