旅する蜂ブログ

奥会津の地球暮らし

~マタギの見習い~ 自然を愛し、地球の詩を書き、奥会津の山奥で素朴に暮らす

森の焚き火

尾根に沿って広がる冬の森。
熊の入っている穴を探し、太くて大きいナラの木を見て回る。
午前中いっぱい歩き回ったが、熊はいなかった。
風のこない窪地に入り、枯れた木の皮を集めて火をおこし、弁当を広げた。
炎は勢いよく燃え、炎のはぜる音が森のなかに散ってゆく。
とまることなく揺れては踊り燃える炎は温かく、生きていた。
その炎にあたっているだけで原始の癒しに包まれる。
山のなか、雪の寒さのなかの焚き火は心地よく、その前で食べる弁当は本当に素晴らしい。
余韻にひたり、腹を引き締め、鹿を求めて再び歩みを始めた。

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