旅する蜂ブログ

奥会津の地球暮らし

~マタギの見習い~ 自然を愛し、地球の詩を書き、奥会津の山奥で素朴に暮らす

尊き命

シシの尊き命。
それは山を生きていた大地の命。

彼らをこの世界に生み出した、遥か昔より紡がれてきた生命の連鎖。
彼らを育んできた多くの山々の恵み。
彼らには多くの物語が詰まっている。
この大きくて尊い命を食べる僕らは、それらを内に染み込ませ、猪達を背負って生きていく。
食べて生きていくとは、日々数多くの命を背負い続けていくということ。
命は知れずと責任と重みを増していく。
体に宿る、今まで食べてきた命を無駄にしないよう、彼らが全力で力に成ってくれるよう、毎日朝から生きることを全身と心で感じよう〰!

〰熟成中の猪肉〰

f:id:Yu-Ma:20190114102258j:plain

我が家の右側の門番達

我が家の右側を守る、2人の門番達。
餌は熟した柿と、近所のおじさんから貰ったくず米、米ぬか、エゴマの搾りかす、森が育んだ沢水だ。
お金は一切かからない。
小屋は雪で包まれ、寒くて彼女らはいつしか卵を生まなくなった。
卵の為に飼っているわけではなく、僕自身も毎日食べるわけではないので全く問題ない。
2人の生きた存在が、2人の命そのものが日々の暮らしに厚みを与えてくれる。
近くの製材所から、処理に困っているというおがくずを貰ってきて、籾殻と混ぜて床に敷いた。
それ以降、臭い臭いがしなくなった。
木の持つ殺菌作用が程よく効いているのだろう。
日々、糞が自然に混ざってゆく。
これらを発酵させてこれからじっくりと堆肥を作るぞ!
鶏と共に生きる楽しき雪国暮らし。
目覚めさせて頂いた今日という一日を思い切り生きましょう〰!!

f:id:Yu-Ma:20190105120849j:plain

 

静かな締めくくり

波の静まった、穏やかな湖のほとり。
薪を拾い集めて火を熾した。
汲んできた山の水で炊いた地の玄米。
野菜を刻んで作った味噌汁。
火を目の前に座り、手を合わせる。
26年を振り返り、今に至るまで生かしてくれたもの達へと静かに思う。
あふれでてくるのはありがとうの言葉。
2018年、最後の食事はやっぱり和食だった。
全力で作って、全力で美味しく食べた。
それはこのうえない食事だった。
雲が消え、いつしか夜空には星々が瞬き始めた。
湖のほとりには僕らのほかに男の人が一人だけいた。
同じように焚き火を目の前に、夜空の下に座っていた。
夜に、星に、すぐそばに横たわる湖に何を思い、何を感じて過ごしていたのか。
孤高に生きる彼はかっこ良かった。
派手に過ごすのではなく、静かに見つめ直す。
湖と波と火と星と月と山と共に、素晴らしい年の締めくくりだった。
 
翌朝、陽が山の影から顔を出した。
新年明けましておめでとうございます!!
去年よりも今年はより大きな年に、そして次の年は今年よりも大きく繋げていきます!
輝いて大きく大きく揺れ動く2019年、どうぞよろしくお願いいたします!
 

f:id:Yu-Ma:20190104125601j:plain

f:id:Yu-Ma:20190104125620j:plain

巡る4つの季節の中で、大好きな季節がやって来た。
2年前、テントと寝袋とお米を詰め込んだザックを背負い、東北の冬を旅した。
そしてその世界に惚れた。
雪の美しさ、厳しさ、その中で生きる人々の暮らしそのもの。
旅して1年後、生まれてから20数年、育てられた地を去って、この地で暮らすようになった。
雪は僕をこの地へと導いてくれたもの。
この雪の世界があるからこそ、他の季節の存在が輝く。
今日もそんな雪達に囲まれて、このうえない幸せな一時をどうもありがとう。
これからも宜しくお願いします!

f:id:Yu-Ma:20181226181330j:plain

冬至の収穫祭

昭夫さんと共に、冬至の収穫祭。
肥料も農薬も草取りも何もせず、ただほったらかして自由気ままに育った命達。
自らの力で種の殻を破って芽をだし、自分で必要なちからを大地から選びとり、虫に食われながらもびくともせず、たまに僕の愛撫を受けながら、日を浴び、天を目指して伸びていった。
逞しい力、とびきりの瑞々しさでその身はみなぎっている。
彼らを頂き、僕らの生命は彼らの力からなる。

一年で一番日照時間が短い冬至を迎え、今日から日ごとに日が増し、日が地に当たり始めるという。
ひかりを浴びて、世界がこれから上昇してゆく!
上へと上りゆく世界の大きな気の流れに乗り、今日という素晴らしい始まりの日から、運がどんどん開けてゆく!
彼らを食し、運も力も全快である。
数ヶ月前に夏至を迎えて、日照時間が減っていっても特に運は弱ることなく、多くの恵みに出会いに力を頂けた。
体と心は勿論のこと、運も、人生も全て天任せなんかではなく、全て食べ物から飲み物、生き方、日々の一つ一つの行動から、自分で生きて作ってゆくもの。

f:id:Yu-Ma:20181223180823j:plain

f:id:Yu-Ma:20181223180850j:plain

 

我が家の門番達

我が家の愛しき門番達。
彼女らとは玄関を潜る度、毎日必ず挨拶をかわす。
日が過ぎてゆくにつれて、彼女らへの思いが大きく、そして理解が少しずつ深まってゆく。
日々彼女らから教わるのは、命の知。
その姿から、生きる姿から彼女らは語りかけてくる。
無事に冬を越し、春にまた元気よくこの世界を飛び回って欲しい。
人々の心が地球から離れ、世の中が荒れ果てた。
海や川や森が弱り果て、尊い命が失われ続けている。
蜜蜂も激減してしまっている今のこの世界。

来春、分蜂したら、いくつかの群は森に放ってあげる。
森をどんどん豊かなものに甦らせて欲しい!
そして共に世の中の人々の意識に思い切りぶつかっていこう!

f:id:Yu-Ma:20181223173906j:plain

 

命の鎧

パートナーが作ってくれた、麻とからむしのズボン。
予想外に広がった、午前中の晴空。
その貴重な一時を逃さぬよう、洗濯。
冬の空から降り注ぐ、温かい陽のひかり。
地を覆う一面の雪がそれを跳ね返し、世界は強烈にひかり輝いた。
地に落ちた小さな種に命を吹き込み、大木へと育て上げてしまうひかり。
全ての命の源であるひかり。
そのひかりを思う存分吸い込んだ、天然素材手作りズボン。
どんなに高価なズボンよりも、これほど履いていて心地いいものない。
これを身に付ければ、日々に一層力がこもり、ひかり輝く活力が生まれ、僕の命を底から高めてくれる。
ものすごい鎧である。

ズボンが乾いた後に空は雲に覆われ、雨と雪が再び世界を包み込んだ。
陽に寄り添って、天の気分のままに流れる生活ほど心地いいものはない。
一時の陽のひかりに感謝し、それを存分に使わせて頂いた。

f:id:Yu-Ma:20181221064916j:plain