旅する蜂ブログ

奥会津の地球暮らし

~マタギの見習い~ 自然を愛し、地球の詩を書き、奥会津の山奥で素朴に暮らす

2019-01-01から1年間の記事一覧

新婚旅行・インドへ

12月21日深夜、インド・アフマダーバードに到着。 飛行機が大幅に遅れ、ホテルに着いたのは深夜1時近く。 体はくたびれていても興奮して眠れず2時半頃まで考え事をし、朝も興奮して4時半頃に目覚め、夜が明けるまでまった。 「おれはインドにいるのか・・・…

より自然へ

薪ストーブで初めて炊いた白米! 30分程で簡単に炊くことが出来た。 今までガスを使い圧力鍋で炊いていたが、それよりはるかに美味しい! 薪ストーブを使いはじめてからガスを使うことが何か炒め物をするくらいで、極端に減った。 年に2万円ほどかかっていた…

薪作り

近所に暮らすお婆さんが家にやってきて、積み上げられた薪を見て呟いた。 「薪をこんなによく作ったもんだ!うちは今年の冬薪が足りないかもしれない・・・、薪ストーブの暖かさを知ってるともう石油ストーブにはかえられないのよ」 物欲しそうに薪を見る目…

インド

久しぶりに一人ですごす夜。 そしてこれからしばらく一人の夜が続く。 暗い山奥に雪が舞う夜、時たま吹く風の音を聞きながら、薪ストーブの炎を前に猫と暖をとる。 環は僕と大喧嘩をし、一人、家を飛び出していってしまった。 (と言うのは冗談です) 海を越え…

引っ越し

冬が目前に迫るなかの引っ越しだった。 半年前に環と結婚したが、それぞれの事情があって今まで別居をしていた。 20キロ離れた家と家を、お互い行ったり来たりの通い婚。 それは非常にストレスが募る日々だった。 暮らしは落ち着かなかった。 そしてようやく…

結婚

人生の転機になるような、様々なことが起き、なかなか時間がとれずにブログからしばらく離れていました。今まで26年生きてきて多くの人に僕は「お前は結婚出来ないぞ〰」とか「そんな考えについてくる人はいないぞ〰」等の言葉を散々かけられてきた僕ですが…

本当に美味しい納豆

ひ買った納豆を毎日食べていたこれまでの日々。 納豆の入っている白いパック。 納豆は確かに美味しいが、必ず出るそのゴミが僕の心を痛めていた。 その痛みがあるかぎり、心のそこから本当の美味しいとは思えなかった。 納豆を買い、僕は一人でどれだけ無駄…

生きる食べ物

パートナーと友達が作ったあん&カボチャまんとベジタブルまん。生地に、あんこ等の具材すべてが手作り。お祭りで200個程売るという。詳しい作り方はよく分からないが、キッチンで朝から晩まで二人でずっと作り続けていた。パートナーが言った。「手のひらか…

鹿の命

11月から汗を散らし、ゼーゼー言いながら山を歩き回って追い続けた。今年は異様に暖かな奥会津。雪も例年の3分の1程度。山を覆う雪は腐りきっていて、一歩出る度に足が雪にとられ、ジャリッと大きな音が響き渡る。非常に不利な状況だった。猟はゲリラ戦。向…

森の焚き火

尾根に沿って広がる冬の森。 熊の入っている穴を探し、太くて大きいナラの木を見て回る。 午前中いっぱい歩き回ったが、熊はいなかった。 風のこない窪地に入り、枯れた木の皮を集めて火をおこし、弁当を広げた。 炎は勢いよく燃え、炎のはぜる音が森のなか…

大寒と枇杷の葉

午後の一時にふらりと立ち寄った小さな丸太小屋の珈琲屋さん。その駐車場に枇杷の木が一本生えていた。パートナーは葉を一枚摘み取り、僕らは中へ入っていった。木々の温もりに包まれる冬の昼下がり。緩やかな陽光が射し込む窓辺。運ばれてきた珈琲からは白…

命の泉

集落のすぐそばにある泉。大きな大木の下、枯れることのない清水が一年を通して地を潤し、雪の季節でもこの一帯だけは緑が息づいている。その息吹を吸いに来る、ここは小鳥達の憩いの場。それは生命力に満ち満ちた水だった。毎日、この水を飲み、この水と共…

尊き命

シシの尊き命。 それは山を生きていた大地の命。彼らをこの世界に生み出した、遥か昔より紡がれてきた生命の連鎖。 彼らを育んできた多くの山々の恵み。 彼らには多くの物語が詰まっている。 この大きくて尊い命を食べる僕らは、それらを内に染み込ませ、猪…

我が家の右側の門番達

我が家の右側を守る、2人の門番達。 餌は熟した柿と、近所のおじさんから貰ったくず米、米ぬか、エゴマの搾りかす、森が育んだ沢水だ。 お金は一切かからない。 小屋は雪で包まれ、寒くて彼女らはいつしか卵を生まなくなった。 卵の為に飼っているわけではな…

静かな締めくくり

波の静まった、穏やかな湖のほとり。 薪を拾い集めて火を熾した。 汲んできた山の水で炊いた地の玄米。 野菜を刻んで作った味噌汁。 火を目の前に座り、手を合わせる。 26年を振り返り、今に至るまで生かしてくれたもの達へと静かに思う。 あふれでてくるの…