旅する蜂ブログ

奥会津の地球暮らし

~マタギの見習い~ 自然を愛し、地球の詩を書き、奥会津の山奥で素朴に暮らす

「漂流者の仮住まい」

 
 
車のドアを開け、薄く積もる雪の上に降り立った。目の前に建つのは僕の体の100倍~1000倍位大きな一軒家。古く、中に入るとずっしりと年季の入った息が吹きかかる。整然とした室内。1人の男が住むには十分すぎる、いや広すぎる位だ。

そこは、これから僕の仮住まいとなる場所だった。

 どこまでもどこまでも、果てしなく広がる大海原を、流れゆく僕は筏の漂流者。
いつの日か、巨大な海流に飲み込まれてしまった。
何だかよく分からないが気がつけば、福島県の奥の方にある小さな町・金山町に漂着していた。

 こんなこと母ちゃんの腹から飛び出した時には想像すらしていなかったことだ。

 というわけで、とんとん拍子で仮住まいも決まりました。
家賃は月10万円。漂流者には高すぎると値切ると、月1万5千円に下がった。町から月5,500円分の商品券が貰えるそうなので、実質9,500円。

 雪がどかどか降り積もってきっとこのでっかい家の中に閉じ込められるだろう。
静かな雪の世界で週に40時間位僕はぐっすり眠り、存分に夢の世界を飛び回ろうと思う!

 丸太小屋作りは、まだ土地選びに時間がかかりそうなので、じっくりと4年5年を見て金を貯めながら進めていきます♪

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